原因不明の痛み、本当に原因不明なのでしょうか?痛みがあれば原因もあるはずです。少し見方を変えてみませんか?
腰痛で整形外科に行っても、原因不明だとか、異常がない、中には気のせいだと言われた方も多いのではないでしょうか。
整形外科の言う異常なしというものは、レントゲンやMRIなど「画像上の見た目に問題がない」というだけのものです。少しでも骨の異常が見つかり、ヘルニア・狭窄症・すべり症などに当てはまればそれらの病名を付け、当てはまるものがなければ原因不明、異常なしと言うのです。
ですからもしそのように言われても不安になることはありません。そもそも病名がつけられても、それが痛みと関係しているとは限りません。
背骨を「木」と例えるなら全身は「森」になります。
整形外科では腰痛だったら「腰椎」という一部の「木」の部分しか見ていないと思われます。 しかし腰は腰椎だけを指すのではなく、その周りの筋肉全部も含めて腰になります。 腰痛があれば必ず腰椎に関係する筋肉にも異常が現れます。 なので腰が悪ければ「林」にあたる「腰」全体も見なければいけません。
さらに腰周りの筋肉も手足へとつながり、また背骨も骨盤から頭までつながっているため、体全体にも関係しています。 なので腰痛1つだけでも腰だけではなく「全身」である「森」も見る必要があり、整形外科のような視野の狭い見方では、原因がわからないということになるのです。
「木」を見て「森」を見る、「森」を見て「木」を見る、の両方を見る事が本当の診断ではないでしょうか。