腰痛=すべり症というわけではありません。腰痛の原因はすべり症よりも体そのものにあるのかもしれません。
腰椎すべり症は背骨の一部(椎骨)が前方にずれた状態だった時につけられる病名です。なので前方にずれている辺りをさわってみると窪んでおり、背中を触ればそこの腰椎が前方にすべっていることを確認できます。
整体ではすべった腰椎を元に戻すことはできません。 それなのに腰痛は改善されます。
実際、腰椎すべり症と診断されてきた患者さんの腰椎を触れてみると、施術の後もくぼんだままで、すべり自体変化はありませんが腰痛は軽くなるのです。
また日によって腰痛の程度が様々だったり、寝てる時は全く平気だとよく耳にします。1日中ずっとすべったまま変わらないはずなのに・・・。
すべった腰椎自体は正常なものではありませんが、それが腰痛につながるとは言えず、多くの場合は許容範囲内のすべりなのでしょう。 背骨の支え方がおかしくなり、結果的にすべっただけなので、症状の改善を図るなら背骨の支え方を正しくすることなのです。