痛み止めは軽い気持ちで飲んでしまいがちですが痛み止めも体にとっては毒。痛み止めとの上手な付き合い方を考えましょう。
痛み止めは、手軽に痛みをまぎらわすことのできる便利なものです。 これを飲むと痛みがやわらぎ動きやすくなります。 でもそれが痛み止めの大きな落とし穴なのです!!
痛みは体の異常を知らせる警報ブザーのようなものであり、動く時に痛みがあったら「体を動かすな!」と教えてくれているわけです。 痛み止めはその警報ブザーを止めるだけのものであり、決して痛みの出る体を治す薬ではありません。そこで薬によって強制的に警報ブザー(痛み)を止めたまま動き回れば、負担をかけていることに気づかず被害はどんどん広がり痛みも悪化してしまいます。
また胃を荒らす副作用があるため、病院では胃薬も一緒に処方されます。 しかし胃薬を飲めば副作用の問題が解決されたわけではありません。
長く飲み続ければ肝臓や腎臓にも負担をかけたり、交感神経緊張状態になり自律神経のバランスを崩したりもしますので注意が必要です。
痛くて睡眠の妨げになるような時は体力などの回復の問題もあるので、「休むために飲む」のは仕方ありませんが、「動くために飲む」ことは悪化の危険があるのでやめたほうがよいでしょう。
痛み止めなどの薬は「苦(く)をすり変える」もので、原因を治す根本的な治療と休養が本当の薬なのです。